バブリーサンゴ(Bubbly Coral)は、『ONE PIECE』に登場する 特殊な”シャボン玉”を生成できる”サンゴ”。 『魚人島』の多くの住人たちがこれを携行し、主に空中に浮遊するための 簡易的な乗り物として日常的にシャボンを利用している。 生成されるシャボンは ”ヤルキマン・マングローブ”のものと同様の性質を持っているようであるが、両者の関連性は不明。
名前 | バブリーサンゴ (Bubbly Coral) |
初登場 |
原作
アニメ
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バブリーサンゴについて詳細は不明な部分が多いが、作中の描写を見る限り サンゴの一部をスイッチのように押すことで好きな量の”シャボン”を 生成できるようである。サンゴの多くは片手で持てるほどのサイズであり、 ”魚人島”の住人たちが手軽に携行し使用している。 ただし、テレビアニメ版『第533話 緊急事態発生 占拠された竜宮城』においては とても大型なバブリーサンゴも登場している。
最も代表的な用途は、生成したシャボン玉の浮力を利用して 身体を空中に浮かせるための簡易的な乗り物として利用することである。 特に、陸上での移動が困難な”人魚族”にとっては必需品なようで、 彼ら (彼女ら)はバブリーサンゴを常に携行しシャボンによる浮力を得た状態で 尾ヒレで空気をあおぎ泳ぐように移動しているようである(『ONE PIECE 64巻』の”SBS”より)。 単純にシャボン玉をクッションのように見立てて上に乗ったり、 身体を突っ込んで”浮き輪”のように腰部に装着するなどして利用する。
もう一つ確認されているのは、生成したシャボン玉で身体全体を包み込み 海中を潜航するための”潜水服”として利用する用途である。 当然、魚人族と人魚族にとっては不要な用途であり、 劇中では人間族である”モンキー・D・ルフィ”が 海中で敵と戦うために使用していた(原作『第638話 ”にげほし”』より)。 バブリーサンゴを利用しない『即席”バタ足コーティング”』と同じように見えるが、 両者に機能的な違いがあるのかは不明。
なお、生成されるシャボンは ”ヤルキマン・マングローブ”のものと同様の性質で描かれているが、 バブリーサンゴのシャボンも同植物が由来であるのかは不明である。 またそもそも、このバブリーサンゴがその性質を持った生物として 元から自然界に存在しているものなのか、あるいは魚人島の住人たちの手によって 作り出されているものなのかなど、詳細は明かされていない。 原作『第612話 ”助けたサメに連れられて”』では、 魚人島に日光を届けている”陽樹イブ”について ”ウソップ”が『ヤルキマン・マングローブの親分みたいなもの』と 予想しているため、同植物がバブリーサンゴを製造する上でのシャボンの供給源となっている などの可能性も考えられる。