ゲッコー海賊団と百獣海賊団による戦争[注]は、 『ONE PIECE』の作品内時間『23年前[注]』に ワノ国の”鈴後[注]”で発生した ”ゲッコー・モリア”率いる『ゲッコー海賊団』と ”カイドウ”率いる『百獣海賊団』による戦いを指す。 結果は百獣海賊団の勝利。 なお、その渦中で『刀神リューマの墓荒らし事件』も発生している。
この出来事は、原作では言及されるに留まっているが、TVアニメ版においては 簡単に当時の様子が描写されている。
もともと、偉大なる航路後半の海”新世界”にて かつてゲッコー・モリアがカイドウに敗れていたことは 原作『第456話 ”氷の国から来た魔神”』で語られており、 後に『第969話 ”バカ殿”』にて それが海賊団同士の大規模な”戦争”であったことと、その場所が ワノ国の”鈴後”であったことが示された。 対応するテレビアニメ版のエピソードである『第971話 討ち入り!おでんと赤鞘九人男』では 当時の様子が簡単に描写されている。 ちなみに、モリアが若年期に率いていた海賊団の名前(『ゲッコー海賊団』)は ここが初出である。
また、もともと『スリラーバーク編』において かつてモリアは新世界で有能な部下たちを失ったことで 『部下は生きていなければ失わない』という考えに至り、多くの”ゾンビ”たちによって構成される 『スリラーバーク海賊団』の創設に繋がったという過去が語られていたため、 その一因がこの”戦争”であったのだと思われる。 ただし、当時モリアはその渦中で 『刀神リューマの墓荒らし事件』を起こしていたことも示されており、 そのような余裕があったことを考えると この戦いではまだ”全滅”はしていなかった可能性もある。