血液型(けつえきがた/Blood Type)は、 『ONE PIECE』で描かれる世界における生物の血液の種類。 現実世界で言うところの”ABO式血液型”、および”Rh因子”に相当するもののみが提示され[注]、 作中ではこれも現実と同じく”輸血”の相性を示すためのものとして使用されている。 ただし、その相性については現実世界とルールが異なり 2つの型が完全に一致した血液のみ輸血が可能となっている。
基本的には”人間族”を代表とする 様々な”ヒト (人類)”の種族に関してこの血液型が語られるが、その他の生物 (動物)についても 共通の血液型が提示されているキャラクターが存在する(すべての生物で共通であるのかは不明)。
”XFS”の3文字で4種類の型を示す、基本となる『血液型』[注]。 現実世界で言うところの”ABO式血液型”に相当するような表記となっている。 ただし、現実と異なり同じ型の血液のみ輸血が可能であり(『Rh因子』の一致も必要)、 親子の血液型の組み合わせについても ABO式の遺伝ではありえないキャラクターが登場しているため(”モーガン”と”ヘルメッポ”など)、同じ仕組みではないようである。
また、世界全体ではまだ呼び方が統一されておらず、 ”A”、”B”、”C”などの文字で表記する国も存在しているらしい[注]。
X型(エックスがた)は、『ONE PIECE』の世界における『基本となる血液型』の一つ[注]。 その表記を現実世界の”ABO式血液型”に照らし合わせると”A型”に相当するものだと思われるが、 そのルールや仕組みは完全に一致していないようである(詳しくは『前項』を参照のこと)。
F型(エフがた)は、『ONE PIECE』の世界における『基本となる血液型』の一つ[注]。 その表記を現実世界の”ABO式血液型”に照らし合わせると”B型”に相当するものだと思われるが、 そのルールや仕組みは完全に一致していないようである(詳しくは『前項』を参照のこと)。
XF型(エックスエフがた)は、『ONE PIECE』の世界における『基本となる血液型』の一つ[注]。 その表記を現実世界の”ABO式血液型”に照らし合わせると”AB型”に相当するものだと思われるが、 そのルールや仕組みは完全に一致していないようである(詳しくは『前項』を参照のこと)。
同じく『前項』に記す通り、まだ世界全体では血液型の表記が統一されておらず、 ”クロッカス”は自身の血液型”XF型”を 自身の故郷の呼び方にならい”AB型”と語った[注]。
Rh因子 (アールエイチいんし)[注]は、『ONE PIECE』の世界における『血液型』を示す因子の一つ。 作中で示されているのは、現実で言うところの”Rh式血液型”において 『Rh陰性』を示す”Rh- (アールエイチマイナス)”という表記のみであり[注]、 その対となる”Rh+”など、他の表記・要素も存在しているのかは不明。
輸血の際には、『基本となる血液型』が一致し、なおかつ輸血先が”Rh-”である場合には 輸血元も同様である必要がある。 ”Rh-”の血液を持つ者が少数しか存在せず 輸血において障壁となっていることは現実と同じようである。
”クロッカス”の血液型について、 もともと原作『第103話 ”クジラ”』で ”AB型”と語られた後に『VIVRE CARD』において それがXF型に対する彼の故郷での呼び方であると説明された。 実際のところは、同エピソードよりもかなり後になってから 作品独自の血液型の設定が作られたため、その矛盾について整合性を取ったのだと思われる。 また、『基本となる血液型』に記載している 世界での”表記ゆれ”の設定についても それに合わせるためのものである可能性が高い。