悪魔の実(あくまのみ/Devil Fruit)は、『ONE PIECE』に登場する 不思議な力を持った果実の総称。 食べると一生泳げない体になるのと引き換えに、人知を超えた特殊な能力を得ることができる。 ”海の秘宝”、”海の悪魔の化身”などとも呼ばれる。 なお、登場している実の種類は『悪魔の実一覧』を参照のこと。
名前 | 悪魔の実 (あくまのみ/Devil Fruit) |
初登場 |
原作
アニメ
|
超人系 (パラミシアけい)は、『悪魔の実』の最も代表的な分類でありながら その定義は明確ではなく、『動物系』と『自然系』に該当しないもの全般を指す。 単に体質が特異なものに変化する能力だけでなく、 人の記憶や概念を操る能力や、身体から何らかの物質を生み出す能力など その性質は非常に多種多様である。
該当する悪魔の実の種類は『悪魔の実一覧#超人系』を参照のこと。
動物系 (ゾオンけい)は、何らかの動物 (生物)の能力を得ることができる『悪魔の実』の分類を指す。 ヒトの形態を取る『人型』、ヒトと動物の中間の形態を取る『人獣型』、 対象となる動物に非常に近い形態を取る『獣型』の3タイプに 任意で変身できるという特徴を持つ。
基本的に対象となるのは、『ONE PIECE』で描かれる世界における独自の動物ではなく 現実世界においても知られている動物である(”ヒト (人類)”も含む)。 多くは、例えば『ウシウシの実 モデル“野牛”』のように 実の名前で広義な動物の分類が示され、さらに後述される形で 詳細なモデルが示される(ただし一部、”モデル”が示されないものも存在する)。 絶滅生物をモデルとした”古代種”、空想上の生物をモデルとした”幻獣種”という 更に詳細な分類も存在する。
該当する悪魔の実の種類は『悪魔の実一覧#動物系』を参照のこと。
自然系 (ロギアけい)は、身体を何らかの”自然物”に変化させる能力を得ることができる『悪魔の実』の分類を指す。 対象となる自然物には、電気のような”現象”や、”沼”のような特定の物質ではないものも含まれる。 例外も含むが、大半の能力が”流動性”を持つ自然物を対象とすることから あらゆる物理攻撃を無効化するという特徴を持ち、 大半の人物が一切の対抗手段を持ち得ない状況も少なくない(実によっては”弱点”が存在する場合もある)。 それに加え、単純に得られる攻撃手段も強力であることが多く、一般的に”最強種”と謳われる。
該当する悪魔の実の種類は『悪魔の実一覧#自然系』を参照のこと。
悪魔の実を食べると 特殊な能力を得ることと引き換えに、一生泳げない身体(いわゆる”カナヅチ”)になってしまう。 これについて、『ONE PIECE 41巻』の”SBS”にて 以下の情報が提示されている。
また、原作『第86話 ”騎士道VS魚人空手”』を見る限り 全身を”海”に浸かっていても”ゴムゴムの実”のように体質そのものが恒常的に変化している能力については その性質 (この場合で言うゴムの身体)は失われないことが分かる。
特定の悪魔の実の能力者は 同時期に1人しか存在しない。これについて、作中では以下の情報が提示されている。
例外 (後述)を除き、基本的に悪魔の実の能力は 1人で2つ以上獲得することは不可能とされている。これについて、作中では以下の情報が提示されている。
例外として、作中では”マーシャル・D・ティーチ (黒ひげ)”というキャラクターが 2つの能力を同時を獲得しているが、その秘密・原理についてはまだ明かされていない。